ヴァインベルグ(1919-1996)

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CD 輸入盤

交響曲第10番、弦楽三重奏曲、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番、小協奏曲、ほか クレーメル&クレメラータ・バルティカ(2CD)

ヴァインベルグ(1919-1996)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4810669
組み枚数
:
2
レーベル
:
Ecm
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


クレーメル/ヴァインベルグの世界
交響曲第10番、弦楽三重奏曲、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番、小協奏曲、ほか


クレーメル最新録音は、ショスタコーヴィチの親しい友人としても知られるポーランド出身のソ連の作曲家、ヴァインベルグの2枚組作品集。ソナチネではダニール・トリフォノフがピアノ伴奏を務めています。
 ミエチスワフ・ヴァインベルグ(ヴァインベルク、ワインベルク、ワインベルグとも)[1919-1996]は、家族をホロコーストで失い、亡命先のソ連でも過酷な運命に翻弄された作曲家。今年生誕95周年を迎えます。ナチスのポーランド侵攻を機にソ連に亡命し、残された家族はホロコーストの犠牲になり、自らも戦後のソ連でスターリンによって逮捕されるなど、過酷な運命に翻弄されてきました。
 しかし、モスクワではショスタコーヴィチと親交を深め、彼から強い影響を受けるとともに、ショスタコーヴィチもヴァインベルグの才能を高く評価し、彼の作品は当時のソ連の優れた演奏家たちによって取り上げられました。
 今回クレーメルは彼の作品に焦点をあて、無伴奏曲からオーケストラ曲まで、さまざまな編成の作品をクレメラータ・バルティカの仲間たちを演奏し、多作家だったヴァインベルグ作品の魅力を、様々な角度から掘り下げています。交響曲第10番は2012年の来日公演でもクレーメルが演奏した作品で、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの各ソリストが活躍する大作。「ピアノとヴァイオリンのためのソナチネ」では、先ごろDGに移籍したピアニスト、ダニール・トリフォノフが伴奏で参加しています。(ユニバーサルIMS)

【収録情報】
ヴァインベルグ
・無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番作品126
 ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)

・弦楽三重奏曲作品48
 ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
 ダニーリ・グリシン(ヴィオラ)
 ギードレ・ディルヴァナウスカイテ(チェロ)

・ソナチネ 作品46
 ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
 ダニール・トリフォノフ(ピアノ)

・小協奏曲 作品42
 ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
 クレメラータ・バルティカ

・交響曲第10番 作品98

 クレメラータ・バルティカ
 ギドン・クレーメル(ヴァイオリン、指揮)

 録音時期:2012年11月、2013年7月
 録音場所:ノイハルデンベルク、ロッケンハウス
 録音方式:ステレオ(デジタル)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Sonate NR. 3 (Op. 126)
  • 02. Allegro Con Moto
  • 03. Andante
  • 04. Moderato Assai
  • 05. Allegretto
  • 06. Lento
  • 07. Allegro Moderato

ディスク   2

  • 01. Concertino (Op. 42)
  • 02. Concerto Grosso. Grave
  • 03. Pastorale. Lento
  • 04. Canzona. Andantino
  • 05. Burlesque. Allegro Molto
  • 06. Inversion. L Istesso Tempo

ユーザーレビュー

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 いつものことながらクレーメルの審美眼と...

投稿日:2018/05/02 (水)

 いつものことながらクレーメルの審美眼とそれを送り出し人口に膾炙させるまでのバイタリティーには感心させられる。どれもが独自のメッセージを持ち、クレーメルのたぐいまれな表現力によって時間に耐えうる芸術の建造物となっていく。ヴァインベルグもその一人だろう。その前にも取り上げられてはいるが、ここまで多方面の音楽を使ってヴァインベルグを紹介することはそうないことだと思う。クレーメルが歴史に名をのこすとするならば、この審美眼とそれを実証する実力と行動力によるものになるのではないだろうか。   2018年2月に行われた彼のコンサートでもヴァインベルグを取り上げ、ポートレート写真(「失われた時」をテーマにした写真作品)をスクリーン上映しながらソロで50分近く弾ききった迫真の演奏(とその取り上げ方の工夫の素晴らしさ)は彼しかなしえないものだと思う。ディスクはその延長に過ぎないが、それでも当盤の価値が減るものではない。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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クレーメルによるヴァインベルグの作品集。...

投稿日:2016/10/13 (木)

クレーメルによるヴァインベルグの作品集。 さすがクレーメル。 ヴァイオリンという楽器を中心にして、室内楽の作品から無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ、ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロのための三重奏曲。 管弦楽曲ではヴァイオリンと弦楽オーケストラのためのコンチェルティーノ。 そして交響曲第10番。 クレーメルならではセンスが光っている。 特に素晴らしいと感じたのは交響曲第10番とコンチェルティーノ。 交響曲第10番は実験的な部分もあり、クレメラータ・バルティカによるスリリングな演奏になっている。 完璧とも言える演奏技術はもちろん、心のこもった演奏になっている。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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